「事故ゼロの現場でも、もしもは発生します。」
急病、天災、不注意によるケガなど、日常はふとした危険が常に隣り合わせだということを忘れてはいけません。
今日のコラムは、救急蘇生法・MFAメデックファーストエイド指導員としての立場から、救急時の「応急処置」についてのお話です。
MFA(メディック・ファーストエイド)救急法をご存じですか?
日常に潜む危険に備えて、消防署の初級救命講習よりも詳しく、より現場に即した応急処置があるのをご存じでしょうか?
それは、MFA(メディック・ファーストエイド)救急法と呼ばれるものです。
救助と聞くと特別な訓練を想像してしまいますが、「救急車を呼びその場に待っている」ことだけでも立派な救助です。
医学の知識がなくても、血液に拒否反応があってもあなたにできることがあります。
止血をする、呼吸を確認することなどより救急車を呼ぶことはどなたでもできます。また、ほかの人に連絡をお願いすることも緊急の連鎖の役に立っています。
「家庭の中で誰も助けが来ない」、「救急車は呼んだけど何をすればいいのか分からない」…そんなとき、FMA救急法では落ち着いて今一番大切なことをできるように訓練します。
会社の中、作業現場で、緊急な状況は待ってくれません。。
折りたたみ傘を持つように、救急法を体験して、知識を携帯しておくことは簡単なことです。
それだけで救える命があるということを、たくさんの方に知っていただきたいと思います。
MFA(メディック・ファーストエイド)救急法とは?
先日、noteにも詳しく書きましたが、ここでMFAについて簡単にご説明しましょう。
MFAはメディック・ファーストエイドの略称です。直訳すると、「救急救助者が、要救助者のために最初にすべき行動」といったところでしょか?
メディックといっても、医療従事者や専門的な職に就いている方だけに向けたものではありません。
MFAは救急医療の先進国のアメリカで25年以上も前に誕生した、一般市民レベルの応急救護の手当訓練プログラムです。
プログラムとしては、ビデオ教材とスキル講習を併用し、「見る、聞く、実行する、話す、感じる」を大事にしたものであり、短時間で効果的に訓練できるようにしています。
講習の種類
- ベーシックプラス(成人救急法)
- チャイルドケアプラス(小児救急法)
- 添乗員救急法
- 交通機関従事者向け
- 介護・高齢・へぷぱーのためのベーシック救急法
MFA(メディック・ファーストエイド)救急法を習得しましょう
自宅や職場、日常のふとした場面で、大切な方の命を守るために冷静に正しい行動ができる方はとても少ないです。
VTRをみて、対応を知り、自分のできることを確認し、ちょっとの行動を起こす。
その経験が重要な体験学習になります。
見て、聞いて、やってみて、それがいつの間にか自分のものになっている―そんな学習方法です。
ぜひ一度お問い合わせください。
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※MFA JAPANは世界129か国を網羅し、世界心臓学会、WHOなどの推奨を受け、救急法の啓蒙を続けている団体です。
20年前から指導員を行っており、提供企業は、日本航空客室乗務員、無印キャンプ場、私立高等学校養護教諭、有名百貨店フロア別指導、日本アウトドアネットワーク、関東トラック協会、建築建設業安全大会など。